2020年、終戦から75年経ちました。
あと、10年もすればほとんど実際に戦地に行かれた方はいなくなるでしょう。
今、日本は平和です。色々な問題はたくさん抱えているかもしれないけれど、平和です。
今の日本人の多くは、戦争を遠い昔の出来事。ある種のファンタジーのように捉えているかと思います。それほど、自分が殺し合いをしに戦地に赴くということに現実感がないのです。私もありません。
これから10年、20年と時が経ち、戦争体験をされた方がいなくなれば、ますます現実離れしていくでしょう。
私が小学生だったとき、社会体験か何かの一種で戦争体験者の方へお話に伺ったことがありました。その方は、特攻隊に配属され仲間が次々と特攻していく中、もう次は自分の番かというときに戦争が終わったという方でした。特攻隊にいるとき、どんな気持ちだったのですかと尋ねると、特攻することは全然怖くなかったと仰いました。小学生ですので、全然わからなかったですが、このことは今でも覚えています。
日本は平成から令和という新たな時代を迎えました。しかし、この時代に生まれた子ども達が大人になる頃には、戦争を体験した方はいません。
私は一つでも多く、戦争に行った方々の証言を未来に残していきたいと考えています。
令和に生まれた人、そのもっと先の時代に生まれるであろう人、そして今を生きている全ての方へ考えるきっかけを、考えを深める情報(根拠)を与えたいのです。
もしよろしけば、お話を伺わせてはいただけないでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。